以前、RTX3080のサーマルパッド交換を実施し、メモリジャンクション温度が30℃低下するという記事を書いた。
筆者は実はRTX3090も保有しており、もっぱらゲームはこの3090を使用している。が、ゲームを使用している時間以外はマイニングに活用しており、安定して105MH/sを採掘してくれている。超優秀なグラボだ。
まぁ実売価格が30万円程とすこし引くレベルで高価なグラボだが、日当たり1200円程稼いでくれる事を考えると、「最高のグラボでゲームをしながら、少しでも回収できればいいや」程度でやっている。まぁBTOパソコンに内蔵されていたものなので合計で40万かかっているが(笑)
ビットコインの相場次第ではあるが、30万円÷1200円=250日でペイできるので、まぁその半分の120日くらいはなんとか今のママ稼いで欲しいと願うばかりである。
RTX3090は熱い
やはり、熱い。ギガバイトの3080ほどではないが、現時点で世界最高峰のグラボというだけあって、その発熱量・電力使用量は凄まじい。
マイニング推奨スペックである
Core Clock:-300
Memory Clock:900
でも普通に動くのだが、これだとGPU Tempratureが60℃、GPU Temperatureが93℃程に上昇してしまう。推奨値でマイニングを行えば108MH/s程いく。
が、やはり熱の影響というのは怖いので、下記の設定で行っている。事実上、メモリ温度をあまり上げたくないので、セーブしている状態だ。
![](https://fps.ww3.jp/wp-content/uploads/2021/04/image-97.jpg)
![](https://fps.ww3.jp/wp-content/uploads/2021/04/image-98.jpg)
![](https://fps.ww3.jp/wp-content/uploads/2021/04/image-99.jpg)
この設定で106MH/s程度。消費電力は270wだ。消費電力の凄まじさもさることながら、流石に最高峰のグラボだけあってMHの値も凄まじい。
現時点でRTX3080・RTX3090・RX5700XTの三台でマイニングを行っているが、合計で250MH/S程だ。ハーフハーフギガハッシュおぢさんというわけだ。
冷却ファン追加
![](https://fps.ww3.jp/wp-content/uploads/2021/04/image-100-1024x729.jpg)
確かCeleron300A時代に購入したのではないかと思われる古~~いファンレスGPU用のファンが押し入れから出てきた。
これをRTX3090の給気口側に取り付けて強制的に空気を入れ込んでやる。果たしてこんなんで効果あるのだろうか?
今だとこんな感じのファンだな。未だにこういうのって売ってるのね。まぁGT710なんかのファンレスグラボを購入して「ヤバいくらい熱い」ってなったときにこういうファン付けて凌ぐってのがPC初心者にありがちなパターンですからね・・・。昔は私もこういうパターンでハマったわけです。素直に高級グラボ買えるだけのお金がなかったってのもあるんですが。
安物買いの銭失いですよねぇ。
バックパネルヒートシンク+ファン追加
GTX980があまりにも熱かったのでバックパネルにヒートシンクを取り付けた事があった。しかしGTX980が一線を退いたため、これに使用していたヒートシンクを試しに取り付けてみる。
また9cmファンが2つ余っていたのでインシュロックで連結してこのヒートシンク上に取り付け。強制的にヒートシンクを冷却し、バックパネル全体を冷やしてやろうという作戦だ。
![](https://fps.ww3.jp/wp-content/uploads/2021/04/image-101-1024x548.jpg)
見た目はこんな感じに・・・うーん、エアフロー的にどうなんだこれ。
効果は・・・・!?
![](https://fps.ww3.jp/wp-content/uploads/2021/04/image-97.jpg)
↓
![](https://fps.ww3.jp/wp-content/uploads/2021/04/image-102.jpg)
はい。全く効果がありませんでした(笑
こういった方法では意味がないというのがはっきりしましたねぇ。バックパネルにヒートシンクを取り付けて冷やしたところで大した効果は見込めないですし、グラボの給気口側に無理やり空気を送り込んだところで効果は現れないというのが今回ハッキリしました。
ケースファンエアフロー改善
![](https://fps.ww3.jp/wp-content/uploads/2021/04/image-103.jpg)
別の対策はないか・・・と色々考えましたが、一つ気になるのがCPUの冷却について。CPU温度がマイニング中に50℃近くまで上がるため、この温度がケース内に充満してうまく冷えないのでは・・・と考えました。
筆者の使用しているCPUクーラーはリテールの標準クーラー。結構冷えるのはいいんですが、CPUの発熱をケース内に充満させてしまう構造。
そこでケースファンのエアフローを見直すことにしました。元々上面についていた2つのファンは吸気として使っていましたが、これを排気側に見直すことで全体的に2℃ほど温度が低下しました。
![](https://fps.ww3.jp/wp-content/uploads/2021/04/image-97.jpg)
↓
![](https://fps.ww3.jp/wp-content/uploads/2021/04/image-104.jpg)
ケース内に熱気が充満してしまうというのはグラボの冷却に結構影響を与えていたようですね。
CPU温度の問題
![](https://fps.ww3.jp/wp-content/uploads/2021/04/image-106.jpg)
どうもマイニング中にCPU温度が50度を超える事も、窒息タイプのケースの場合かなり影響が大きそう。
![](https://fps.ww3.jp/wp-content/uploads/2021/04/image-105.jpg)
というのも、HWiNfo64で見るとCPUファンが凄まじい勢いで回ってます。これってCPUが冷えてないことを表していますよね・・・。となると、CPUを水冷などにして冷却させないと厳しいかも?なんて考えました。やはりリテールクーラーは所詮リテールクーラーなのでしょうか・・・。
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