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撤退か継続か・・・!?夜間電力でマイニングにトライ

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へたれ
へたれ

電気代が上がって苦しいよォ~

ラビ
ラビ

夜間電力使用しかないな

マイニング冬の時代

新電力が軒並み停止

筆者がこのサイトで推してきた「あした電気」であるが、6月末をもって事業を中止するというメールが来た。突然のことだったので驚いてしまったが、ロシア侵攻に伴い燃料価格が不安定になっている昨今、「ついに来たか~」という感じだ。

マイニングの収入も日当たり3000円/1GHを切るなど、正直かなり厳しい状況になっていた。この状態であした電気の21円で電気代が1800円くらいなので、日当たり1200円程の利益しかない状態になっていたわけだ。

これが今後、普通の電力会社の28円/khw+燃料調整単価が重なれば30円/kwh程になり、電気代が1.5倍になる。もはやマイニングをする意味がない・・・という状態まで行くは必至。

今後は普通にやっていたらマイニングによる採算は取れないため、今月末をもってマイニング事業から撤退する人たちがたくさん出ることが予想される。

撤退・・・するか?

筆者もこの状態がわかっていたため、撤退する算段だった。必要な機材を残し不要なグラボを売ってしまえば、結果的にRTX3090・RTX3080ノート2台、RTX3070・RX6800*2台・・・といった必要な機材を残したまま収益をプラスにして事業を閉じられるのだ。

ただ、筆者的にはすでにBTC売却分を加味すれば元を取れているし、別に財産も全然余裕があるため、無理して撤退する意味はないなぁという感じなのだ。そもそも趣味で始めたことですしね。

リグの編成変更

趣味&仕事PCへの転用

もともと配信や動画編集などが趣味であった筆者なので、かねてからNVIDIA系グラボは趣味に転用すると決めていた。いよいよそれを実行する時が来たわけだ。

メインPC:仕事&ゲーム配信などで使うRTX3090搭載機はRTX3080を増設。3Dキャラ動作用・配信ソフト用にしてRTX3090の負担低減してゲームと配信を強化。VRDAWでの配信が可能になった!

配信PC:RTX3060を移設。今までw1200低画質配信であったのが、youtubeで最高の1920×1024 最高画質配信が可能になった。

RTX3090&RTX3080ゲームPC+RTX3060&GTX1660s配信PCというモンスタースペックでゴリ押しする配信
3Dキャラを写しながらFPSプレイに支障のでない配信は普通のPCではスペック的に難しい

実家PC:リグで使用してたマザボをRTX3070を搭載してゲームPC化&マイクラ・ARK・録画サーバーへ。旧ゲームサーバーは既に15年を経過するため、入れ替える。

ARK@ている鯖は友人たちがプレイしている
15年前のPCなので流石にギリギリだったが、マイニングで使ったリグを転用してサーバーを強化するぞ

ノート1号:会社用PCへ転用

ノート2号: 音楽DTM用PCへ転用(予備的位置づけ)

これらの転用はグラボを購入する上で既に考慮済みであったので、計画実行。

残るはAMD系グラボだがほとんどのグラボが既に償却済み。売っても良かったけれど二束三文で売るより、夜間運転マイニングリグとして残すことにした。ハッシュにして600MHほどだ。

リグ効率化

今までは4台のマイニング専用リグであったが、編成を見直して2台でGPU7台+7台の運用にし、OS稼働分の電力消費量を低減。更に電力消費設定を見直し、消費電力をできるかぎり削減した。

結果的に7台のリグを2台にまとめた。マイニングリグ2台運用ならそれほど手間ではないし、「採算がとれるときに掘る」という運用が可能だと踏んだ。

この2台はとりあえず残すぞ

GPUをじゃんぱらに持っていって処分しても良かったのだが、実際売るのも面倒だし、再びマイニングブームが来たときに再びGPUを集めてリグを組んで・・・という風にするのもかなり面倒。今後出てくるグラボは基本LHRだと考えると次回のブームで新たにグラボを買う事は考えづらい。なので、余剰分も残す決断をしたのだ。

今はBTCも700→370万程に低下し、燃料費自体も上がっており採算性が取れなくなってきてマイニングは非常に厳しい状態だが、「総悲観は買い」という格言もあるように、相場が総悲観状態のときに投げ売りはやめた方が良いと考えた。

ただ筆者のように趣味でマイニングをしている人ならともかく、事業でマイニングをしている人らにとっては撤退の時期であるのは間違いないので、その辺は自分の状況を鑑みてよく考えよう。

今までの電気使用量

で、だ。筆者は5月末に新電力(あしたでんき)から中部電力へと電気契約を変更するが、このままの状態だと採算は取れないだろう。

あしたでんきの請求
あしたでんきは21円+燃料調整単価でこの金額。
電気代の倍くらいは掘れていたが、今後は更に厳しくなりそう。

中部電力 電灯動力プラン

中部電力の電動動力プラン。
マイニングは300kwhをゆうに超えるので、電気代は28.46円/kwh
これに加えて燃料調整単価が3円ほどプラスされる(今後も増える予想)ので、 もう普通にやっていては儲けはでないレベル。

中部電力 スマートライフプラン

夜間電力ならば比較的安い電力が使える。が「放ったらかしで儲かる」のがマイニングのいいところなので、それを捨てるのは結構辛いところ。

ただ6月から9月半ばまでは夏日が続くこともあり、筆者の場合はエアコンは使わないが換気扇2台は使う(一台40w*2台で80w)ので、これも加味すると夏季の間だけでも涼しい夜間のみの採掘にチャレンジしてみるか・・・と思うようになった。

中部電力のスマートライフプラン
22~8時の10時間限定で、電気代が16.3円となるオトクなプランだ。
この時間限定でマイニングリグを動作させられれば、まだ稼げる余地はある。

上記の画像から「リグを22時~8時限定で動かせば、まだ収益は見込める」と踏んだ。もちろん時間が24時間→10時間となるため収入はかなり減るだろうが、全く儲けが出ないという状態ではない。

リグを7台→2台へと集約したのも、この「22時~8時限定で運用する」という手間をなるべくへらすためだったのだ。

収支予測

№1はいままでの状態。あまり消費電力量を突き詰めておらず電気代がえらいことになっていたw
今回はこれを効率化した。

№2は中部電力の標準プランである電灯動力プラン。700MHで2200円の収益(22/5/23時点)があると想定して、消費電力を加味すると35000円程の収入と想定。が電灯動力プランは~300kwhまでは電気料金が安めなので、実際はもっと収入は多い。

№3は中部電力のスマートライフプランを採用し、夜間電力22~8時のみの間で採掘した場合。これで20000円ほどの利益。

№4はアットホームタイムも採掘時間に含めた。

№5は24時間運用だ。電灯動力プラン24時間稼働とあまり変わらなくなりそう。

結局のところ、土日祝はデイタイム料金の38円が存在しないため、スマートライフプランであっても24時間採掘した方が利益が出ると予想する。

ただ、正直6~9月の暑さはダレるし、換気扇やグラボファンもバンバン回って正直近所迷惑だし、熱でグラボ壊れる可能性も高いし、№3の22~8時(10時間)採掘にすることにした。

運用方法

思想

基本的にwindowsのタスクスケジューラーで、22時にNHQM・NHMを自動起動し、8時に終了させるという構想だ。

色々と考えてみたが、NHMの場合はWindows標準のバッチファイルプログラムを書くことで簡単に実施できた。が、NHQMの場合、バッチファイルでの実行はかなり面倒な状態となった。

少し絡め手が必要なので、面倒だ。

PSKILLのインストール

windows標準のバッチファイルでは、NHQM・NHMを終了させることができない。なのでPSKILLというwindowsの追加ソフトをインストールする。

PsKill - Sysinternals
ローカル プロセスまたはリモート プロセスを終了します。

ダウンロード&解凍だ
解凍したファイルをパスの通っているフォルダ(私はc:\windowsにした)へコピー

Nicehach Minerの実行・停止

起動(windowsタスクマネージャー登録)

起動は22時にNHMのプログラムを指定すればいいだけだ。

コントロールパネル>管理ツール>タスクスケジューラーを開く
基本タスクの作成
NHM joinなどと適当に名前をつける
22時を指定
NHMのプログラムを指定
これで完了

登録された

起動(Nicehash Miner設定)

そのままの設定だとNHM起動時にマイニングを開始してくれないので、設定を変更だ。

設定ボタンより
起動時に勝手にマイニングを開始するように「Autstart Mining」にチェックを。

終了

終了はバッチファイルを作成する。

まずは適当にデスクトップ上で右クリックし、テキストドキュメントを作成
で名前を「NHM kill.bat」などと適当につける。
その後は右クリック>編集でプログラムを書こう。
pskill excavator.exe
pskill “nbminer.exe”
pskill “app_nhm.exe”
それぞれの停止コマンドだ。
たまーにこの3行だと停止しきらず勝手にNHMが再起動することがあるので、筆者はかなり余剰に記述したぞ
そしてできたバッチファイルを、上に紹介した手順でタスクマネージャーに8時登録すればOK。
登録された!

Nicehach QuickMinerの実行・停止

NHQMの場合もNHMと同様にバッチファイル処理を実行すれば簡単にできるだろう~と考えていた。が様々な問題にぶち当たり、「どうやらwindows標準のバッチファイル処理だけでは厳しいな」という結論になった。

停止(バッチファイル)

その後デスクトップ上に「NHQM kill.bat」などというバッチファイルを適当に作ってやる。
プログラムは↓
pskill NiceHashQuickMiner.exe
pskill excavator.exe

あとは上と同じ手順で、タスクスケジューラに当バッチファイルを8時指定すればいい。

起動

起動に関してはwindows標準のバッチファイルでプログラム記述すれば簡単に起動できるっしょ!と思っていた。が、実際やると様々なエラーが出てきて実現が難しかった。

具体的には上のようなコードを書いた。が・・・
なぜかインストールを促されるw
なんで?

仕方ないのでUWSCというマウス・キーボード入力記憶マクロツールを使う。

UWSCの詳細情報 : Vector ソフトを探す!
Windows操作の自動化

ここよりUWSCをダウンロード&インストール

起動後、「記録」アイコンをクリックした後、Nicehash Quick Minerをダブルクリック。これでNHQMのマウスによる起動がマクロとして記録された。
NHQMのアイコンはふいに移動しづらい左上に固定しておくといいだろう。
その後、記録したマクロをデスクトップに「NHQM join」などと名前をつけて保存だ。

保存した「NHQM join.UWS」はそのままではUWSCに関連付けされていないので起動できない。
右クリックから「プログラムから開く」を選択し
「このPCで別のアプリを探す」をおし

デスクトップ上の「UWSC.exe ショートカット」で開こう。
一度開けば、関連付けされたことになる。
関連付けされたので、UWSCのアイコンになった。
pskillでNHQMを終了すると上記の画面がでる。
この画面は20秒放置すると勝手に消えます。
あとはタスクスケジューラーで
22時 NHQM起動(NHQM join.UWS指定)
8時 NHQM停止(NHQM kill.bat指定)
と設定すれば完了だ

まとめ

NHQMのタスク処理はちょっと面倒

上で紹介したように、NHQMをタイマー運用はちょっと面倒だ。筆者の場合、マイニング用として残したのはRX5700・RX6800といったAMD系グラボがメインで、NHQMでは安定運用ができなかった。

そのため、NHMでの運用となるが、こちらはタスクからの終了・開始が簡単なので、筆者はこれで行く。

撤退か延命か・・・判断を

この記事を書いているのが2022年5月23日。例年と比べてまだ肌寒い日が続き、マイニングには適した気候が続いている。しかし今後6月以降は夏日が続くことになり、マイニング環境によってはエアコンが必要な状況になるでしょう。

こうなると更に電気代が上乗せされることになり、とてもではないがマイニングで採算を取ることは難しい、という状態になるは明白。

筆者のように涼しい夜間帯だけならばエアコンも不要ですし、夜間電力はまだまだ安いので儲けにはなります。

が、24時間放置で稼げるマイニングのメリットを捨ててまで事業を続けるかどうかというと、私のように個人ユーザーならともかく大規模に事業を展開されている方には、ちょっと厳しいかな?と思います。

ただ、私のような~1GH程度の小規模なユーザーなら、夜間電力で耐えながら様子を見るというのも、一つの方法だと思います。

買取価格について

2022/5/24時点でじゃんぱらでのGTX1660Sの買取価格が20000円、3060が35000円、RX6800が60000円ほどでした。

もちろんメルカリやラクマで売れば更にお高くはなるのですが、相当な手間ですし、トラブルのリスクも有ります。

当面は、夜間電力で凌げば、毎月20000円程は入るため、毎月GTX1660Sを買っているのだ・・・と現実から目をそらしながら気長~にマイニングを続ければいいか、という感じになったわけです。

今後はどうなるか誰にも分からない

ただ、投資の世界は先が読みにくいケースも多いため、撤退か維持かの判断を迫られる場面ですね。材料を用意しておいたので、一度あなたなりに考えてみてください。

・新グラボの登場
今後RTX40X0番台の発売もあるため、GPU価格は低下をしていく可能性が高い。
→しかし4000番台はハッシュレートがあまり高くないという噂もある。高ハッシュ・高効率のRX5700・RTX3070などのグラボを捨て値で手放していいのか・・・?

・中国の台湾侵攻
→GPU入手が難しくなる。ただ隣国が戦禍に巻き込まれている状態で悠長にマイニングしていられるかは・・・?

・ロシア戦争での半導体不足深刻化
→当面の問題。更に深刻化する恐れも

・世界的な砂不足(シリコン不足)
→半導体不足の長期化。

・アメリカ経済
→S&P500の低下が表すようにアメリカ経済が失速しているが、今後もこの状態が続くかは不明。回復すれば、BTCも回復する可能性が高い。

・物価急上昇
→世界的な物価の急上昇が起きている。相対的に通貨の価値が急激に低下しており、食料や物品の価値が相対的に上昇している。急激なハイパーインプレが起きたとき急場をGPU売却で凌げる可能性もあるかも・・・?円が価値を失ったときBTCがあなたを救ってくれるかも。

へたれ
へたれ

撤退か継続か判断に悩むところね~

ラビ
ラビ

今後は趣味のマイニングという感じになっちゃうかもね

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