筆者はロジクールのG300を使用している。軽量かつ安価でスイッチの数が多く、スイッチも押しやすい位置にありお気に入りのマウスだ。
これを3台ローテーションしながら使っている。が、マイクロリミットスイッチの耐久性に難があるのか、結構な頻度で分解交換を行っている。
今回はその分解交換の内容を掲載する。
分解しよう
分解するには背面の滑りシールを剥がす必要がある。一度このシールを剥がすと、再度貼り直しても端っこがめくれあがって段差ができてしまい、うまく滑らなくなるケースがある。
なので私はカグスベールを貼り直しているぞ。カグスベールは下記リンクから購入可能だが、大体のホームセンターでも売っているのでゲットしておこう。
分解はシールを剥がした後、底面にあるネジ4箇所を精密ドライバーのプラスで緩めればOKだ。その後は上下に引っ張れば、かんたんに分解できる。
上下のカバーを分離させた状態だ。かんたんにメンテンナンスができるような構造なのはユーザーに優しいね。別の会社の製品だと星型ネジをつかっていたりとあえて分解ができないようにしているメーカーもある。ロジクールを見習ってほしいものだ。
基盤部分もネジでとまっているので、これも取り外さないと分解修理できないぞ。
マイクロリミットスイッチの交換
さて、本体を分解したので次はマイクロリミットスイッチの交換だ。今回は左上の補助キーのマイクロリミットスイッチがチャタリングを起こすようになったので交換。
下の写真のものが元々ついていたものだ。オムロンのD2FC-F-7Nという製品のようだ。
今回交換に使用するマイクロリミットスイッチはD2FC-F-7N(20M)だ。楽天などで購入できるぞ。D2FC-F7Nという型番さえあっていればよいようですね。
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基盤より元々ついていたマイクロリミットスイッチを取り外す必要があるので、ハンダゴテと吸引器を使用する。
マイクロリミットスイッチは3つ足。基盤の裏側で交換したいリミットスイッチの足を、ニッパーであらかじめ切り落としておこう。こうすると交換がしやすくなるぞ。
3つ足をニッパーで切断後、ハンダゴテをあてながらハンダを吸引器で吸い取っていく。右上が今回交換したリミットスイッチのハンダを吸引した部分だ。
この状態になったら、熱したハンダゴテで足を押し込んでいけば、かんたんに取り外すことができるぞ。
取り外した状態。基盤の上にリミットスイッチのボタン部の位置がマーキングしてあるから、交換後「あれ、どちらが前でどちらが後ろだっけ?」とリミットスイッチの位置がわからなくなっても安心だね。
交換後
あとは新しいマイクロリミットスイッチをハンダで取り付ければOKだ。かんたんかんたん!
分解したカバーを取り付け、ネジ締めをする。その後正常にマイスクリックができるかどうか、交換した部分のスイッチを何度押してみるのがいい。もしもリミットスイッチが基盤から浮いて取り付けられているといった状態になっていれば、満足にクリックできないというケースもありえるので。
あとはカグスベールを背面に取り付ければOK
こんなかんじで3枚貼り付けたぞ。
まとめ
さてFPSゲーマーとしてはゲーミングマウスのチャタリングは操作性の面でかなり問題になる。Cボタン長押しでしゃがめるところがチャタって屈伸したりしたらたまんないしね。
でもゲーミングマウスは高額なものも多く、チャタリングをおこすたびに本体買い換えなんてしていたら結構なお金がかかってしまう。
なので今回はハンダゴテと数百円のリミットスイッチの新品に交換することをご紹介した。
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