Windows環境でエロゲ掘りたいよ~
T-REXを使うんだな
ERGO掘りとノートパソコン
ノートPCがアツイ・・・
筆者はノートPCによるマイニング(Nicehash Miner)を4ヶ月ほど前から続けている。が、やはり長期間のマイニングともなるとファンにホコリを吸い込み、徐々に冷却性が低下していくのが辛いところだ。
まぁファンを掃除しろって話なんですが、できれば発熱自体を抑えてマイニングするのがノートPCにはお優しい。
掃除面倒くせぇ~と放置していたら、今度はなんとマイニング部屋のエアコンがぶっ壊れましたw
隣の部屋のエアコンを送風してなんとか凌いでいますが、8畳用と12畳用とでは冷却性能が相当違うので、厳しいです。
ということでアルゴリズム的に発熱を抑えられるERGO(Autoykos)を掘ろうと思った訳ですね。
HiveOSでErgo(Autolykos)掘りにチャレンジ・・・しかし
が、HiveOSをインストールしてマイニングにチャレンジしても、うまく掘ってくれませんでした。なんでだろ?色々とフライトシートを編集して試したんですが、採掘が開始されなかったんですよね・・・
仕方ないので別の方法はないか・・・と模索していたところT-RexというマイナーソフトをWindows10で使用するのが良さそうだ、という感じになったので、今回チャレンジしていこうと思います(`・ω・´)ゞ
T-REXの導入
T-REXのダウンロード
まずは公式サイトへ飛んでみよう。
zipファイルに圧縮されているが、windows10ならば解凍ソフトを使用せず解凍が可能だ。
あとは任意のフォルダーにコピー&ペーストすればいい。
batファイルの作成
今回は試しにtrex-mining.batとした
拡張子が表示されていないときはエクスプローラーの「表示」>ファイル名拡張子にチェックを入れよう。
batファイルの編集
BTCアドレスはNicehashのBTCアドレス。リグは適当に名前をつければOKだ。
このリグはNicehashのダッシュボードで表示される名前になる。
t-rex.exe -a autolykos2 -o stratum+tcp://autolykos.usa-west.nicehash.com:3390 -u BTCアドレス.リグ -p x
pause
上を参考に登録してきさなひ。
マイニング
変更前(Nicehash Miner+AfterBurner最強設定)
早速マイニング開始だ。直前までNicehash Minerでのマイニングをしていたので、そのままの設定でいく。
Actual Rig po~なんちゃらの数字だけでリグの状態を確認するしかないのか。
エアコン温度を下げればいいのだが、残念なことにマイニング部屋のエアコンが壊れたのでどうしようもないw
今は隣の部屋からエアコン冷気を送っているが・・・この温度である。
変更後(AfterBurner設定維持)
上のAfterBurner設定を維持した状態で、ERGO Autolykosによる採掘を開始した。
Autolykos2だと135MH/Sくらい。およそ2倍程度の速度で採掘できる。
が、Ergo自体がイーサリアムの半分ほどの価値なので、トントンだ。
変更後(Autolykos最適化設定)
どうやら、ERGO Autolykosによるマイニングはメモリー周波数速度はそれほど重要ではないらしい。色々と調整してみたが、メモリークロックを徹底的に下げても採掘量にそれほど変化はなかった。
ならば発熱が激しいノートPCのメモリー発熱量を下げるため、周波数を徹底的に下げてもよさそうだ。
まとめ
ゲーミングノートPCでのERGO(Autolykos2)マイニングの実際
実際のところ、ゲーミングノートPCでERGO採掘をするメリットはあまりなかった。GPU温度が1~2度程度下がるかな?程度の効果しかなかったわけだ。
これはゲーミングノートPCのPower LimitがそれぞれのノートPCで専用の設計となっていることに起因する。
ERGOの場合はCore ClockやMemory Clock、Core Voltageの数値変更に対しての影響があまりなく、上で書いたように電圧・周波数・メモリーを極限まで下げてもハッシュレートに大きな差はでなかった。
だた色々と調べていくとどうもERGOはPower Limitの影響を如実に受けるとのことで、ここで電力制限をすれば、かなり発熱を抑えつつ高ハッシュレートを維持できるらしい。
収益は?
筆者は全く同じRTX3080のゲーミングノートを2台所有している。そのため、イーサリアムでの採掘とERGOでの採掘を比較することができた。
305円(BTC530万)
366円(BTC530万)
上記の事から、単純にイーサリアム採掘時の倍程度のハッシュレートでは、収益は同じにはならない事がわかった。
366÷305=1.2なので、イーサリアム採掘時のハッシュレートが60MHとすれば、ERGO採掘時のハッシュレートは60*2倍*1.2=144MH/sくらいでていないと同列にはならない、ということだ。
この条件を満たすのは下記のグラボとLHR系グラボ全般だろう。
T-REXって結局どうなの?
T-REXによるERGOマイニングは、WindowsでERGOを介しマイニングできる貴重な方法だ。今回はNicehashプールを使用したが、別の方法もあるようで、各種batファイルが同封されている。
色々と環境にあったものを試してトライしてみるのもいいだろう。
T-REXにはLINUXバージョンもあるようだ。Windows10は有料ソフトだ(無料で使える云々は置いておいて)が、LINUXは無料のものも多い。
LINUXの場合はubuntuなどが無料で提供されているので、OSにかかる費用が必要ないのが嬉しい。近いうちにTREXのLinuxバージョンも試したいところである。
T-REXの活用案
T-REXはWindowsでERGOを採掘できる。ERGOはLHR(去勢版・ハッシュレート制限版)でもかなり効率よく採掘できるのが大きなメリットであるから、3070tiや3080tiといったLHRグラボでも大いに活躍できることだろう。
また、既存のRTX3090・RTX3080玉有り版といった発熱量のバカ高いグラボでも、ERGOの特殊なアルゴリズムによりその発熱を抑えて、高効率にERGO採掘が可能、というのが良いようだ。
残念なことに今回筆者がトライしたノートパソコンでのERGO採掘はそれほど大きな効果を挙げられなかったのだが、読者達には活用方法はあるのではないだろうか?
マスターはLHR版グラボを持っていないから恩恵があんまりないみたいだけど、ユーザーによってはかなり大きな意味を保つ方法かもね
この方法を使ってRTX3060ti LHR版などの安いグラボをかき集めてERGOを掘る、という方法も一部で流行っているらしいぞ
グラボによってはイーサリアム採掘が得意だったり、ERGO採掘が得意だったりと様々な特性があるわ。
あなたのマイニングスタイルに合ったグラボを、なるべく安価に揃えるといいわよ。
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