マイニングリグ高いな~
中古品はトラブルの元だが安いぞ
マイニングリグ自作は高い
マイニング用リグを組もうと思うと結構な値段しますよね。特に最新機種ですべてを揃えようとすると「えっ、こんなに高いの?」となると思います。まぁゲーム併用の最強ゲーミングマシーンを組みたいというのならば最新機種で揃えるのもよいと思います。
お試し見積もり
現況の低スペックマイニングリグ構成を考えてみました。
CPU:Pentium Gold G6400 BOX 6800円
CPUファン:虎徹 MarkII SCKTT-2000 4000円
メモリ:W4U2666CX1-8G 9000円
記憶媒体:SSD AS340 AP240GAS340G-1 3500円
電源:HCG1000 EXTREME 22000円
マザボ:H470 Phantom Gaming 4 12000円
合計53800円(OS代除く)
最新機種構成で最低限の性能のPCを組もうと思うと、最低でも5万円くらいは必要ですね。グラボを複数枚足せば枚数分で按分できますが・・・初期投資が結構かさむよなというのが正直なところ。
中古品構成もあり
今回、ベランダリグを作成するにあたって「壊れてもいいやぁ」という勢いで一台、中古パーツを組み合わせたリグを作成します。中古価格はハードオフの怪しい中古部品の価格を参考にしてます。
まぁネタ企画ですw
CPU:core i7 920 中古1200円
CPUファン:適当なの ※在庫品(中古 300円)
メモリ:DDR3 2GBx4枚 ※在庫品(中古300円*4枚=1200円)
記憶媒体:SSD120GB ※在庫品(中古2000円相当)
電源:650w ※在庫品(中古4000円)
M/B: asus P6X58D-E 4000円
合計12700円 (OS代除く)
だいぶお安く済みましたね。筆者は在庫品流用なので追加出費5200円ほどです。在庫品が流用できるならGOODですねぇ。
拙者の住んでいた江戸時代は質素倹約そのものだったでござる
いつの時代もお金は大切でござるよ
マザーボードは今回このASUSのやつを使います。ハードオフで4000円で売ってました。買ってから調べましたがあんま評判良くないですねこのM/B。
メモリースロットが6つある関係かメモリーの相性が出てしまうとか。
実際筆者もジャンクで拾った2GBメモリー数枚をとっかえひっかえして抜き差ししましたが、結局8GBまでしか認識しませんでした。
筆者の場合は下の記事で書いた通り在庫品のG41HMというマザーボードを使う予定でしたが、結局復旧できなかったので、部品流用してDDR3の環境が使えるM/Bとなりました。
中古構成の場合はライザーカードを使用せず、GPUを1~3枚程度M/Bに直刺しする構成がおすすめです。ライザーカード自体も結構な値段がする上、3枚を超えると1000w超えの電源が必要となりコスパが悪くなる印象です。
マザーボード直刺しなので冷却の面では劣りますが、設置面積がライザーカードを使用したものよりも少なくすむメリットがあります。
まな板リグを作る
今回はイベント企画なので極力費用を抑えていきます。といっても私はいつもこの手のまな板リグですがw
動いたっ・・・が・・・
ハードオフのジャンク品・・・ということで動作するか疑問だった マザーボードP6X58D-Eでしたが、電源つけて、CPUつけて、win10入れて・・・と一連の自作行動後普通に動きました!
ただメモリーに関しましてはやはり噂通り相性がでまくり、手持ちの10枚ほどあったDDR3 2GBのメモリーをつけて、外して・・・を繰り返しながらなんとか8GB認識させるので限界でしたw
本当は2GBメモリー6本つけて12GB認識させたかったんだけどね。
マイニング
GTX1660S
GTX1660sでマイニングを実行してみようと思う。
マイナーはNiceHash minerを使用するぞっ。
ハッシュレートは32MH/s、消費電力は76w程度だ。
Afterburnerの設定は
Core Clock-150MHz
MemoryClock +1200
PowerLimit 60%
といわゆる推奨値を使用した。
25℃エアコンの効いた部屋で使用してGPU温度は54℃ほど。
RTX3060
厄介な性質のRTX3060は認識した。試しにマイニングをしてハッシュレートを見てみよう。
当グラボはハッシュレート制限がかかっているグラボだ。単体だとハッシュレートは半分ほどに制限されてしまうはずだが、果たして・・・?
単体だが動いた。ハッシュレートは制限を受けていてやはり20MHほどだが。
PCI Expressの規格にご注意
PCI Express x16にも2.0・3.0・4.0と数種類あるようで、当マザボは2.0(GEN2)。現行のグラボの殆どは3.0か4.0以上対応ということで、相性問題など発生するためトラブルが発生しがち。ただ互換性はあるようなので認識さえすれば今回のように使用可能なようですね。
ただしRTX3060の場合はPCI Express x16 GEN3以降でないとハッシュレート制限が解除できないようです。当マザボはPCI Express 2.0(GEN2)x16なので、RTX3060のハッシュレート制限が解除できませんでした。 なので上の画像のように20MH/sが限界です。
実際、RTX3060のハッシュレート解除条件である
・グラボ2枚刺し(今回はRTX3060&GTX1660s)
・RTX3060にディスプレイ出力(ダミープラグなど)
という条件で、トライしたのだが
・ PCI Express 2.0(GEN2) の条件を回避できなかったためハッシュレート制限は回避できなかったわけだ。
PCIの細かい規格についてはサイト上にも記載がないものが多く、単純に「PCI Express x16」としか記載されていない場合がほとんど。わざわざ「PCI Express 4.0 x16」といった風には書いてないんです。
またグラフィックボードもわざわざ「GTX3070 PCI EXpress 3.0以上対応」 といったふうに書いてないことが多く、本当によく調べないとこのあたりのバージョンの違いはマザボ・グラボともにわからないというのが現状なのですね。
まとめ
さて今回はハードオフで拾ってきたジャンク品を使い「古~いPCでマイニングできるか」という企画でした。
結果的に言えば「普通にマイニング可能」でした。GEN2しか対応してないマザボでもなんとかなるんですね。ただし上の画像のようにGTX1660sのハッシュレート32MH/s以上のハッシュレートが出るグラボで動作を確認していないので、動作速度がGEN3、GEN4と比べて遅いGEN2のPCI express x16では、もしかすると本来の性能を発揮できないというケースが起こりえます。
ただ、正直言って中古構成はあまりオススメしません。BIOSの更新や相性問題への対応など、筆者のように18歳から自作を初めて20年やっているようなベテランじゃないと、対応できないケースもあると思います。最低でも上で書いたようにPCI Express 3.0 (GEN3)対応の中古マザボを探したほうが無難だと思います。
初心者の方は現行販売機種でなるべく安いマザーボード&CPUなどかき集めて作るのが正解かと。
古いPCは安定させるのに苦労するゾ
現行で安い品物のリンク作っておきますんで参考までに。
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