GTX1660sのハッシュレートが遅いよ~
vBIOS書き換えも有りかも
GTX1660superは遅い・・・
安いけどハッシュレートが低いGTX1660super
GTX1660Sは汎用的に使える優秀なグラボだ。最新のゲームをプレイするにはスペックが少々不足しているが、それでも遊べないことはないし、配信時のエンコードにも十分使える。
実売価格が4万円~5万円と、昨今のグラボ価格向上の中でも比較的手に入れやすいリーズナブルな価格帯が、カジュアルなゲーマーにバカウケである。
マイニング性能に関しては以下のように29~31MH程で、決して高いとは言えないものの、消費電力を抑えつつそこそこのパフォーマンスを発揮するので、GTX1660sを大量に集めてマイニングするマイナーもいるらしい。
今回、「なにやらGTX1660sのハッシュレートを20%程向上させる技があるらしい」と知人から情報を入手したため、トライしてみるぞっ。
警告!お約束事項
今回の裏技はvBIOSを書き換える必要がある。正直、vBIOSの書き換えはかなりのリスクを伴う。失敗するとグラボが全く使えなくなるため、予備のグラボを持っている人でない限りは行わないほうがいい。
仮に予備のグラボを持っていても、VBIOS書き換えに失敗したグラボを復旧するのは相当骨が折れる。よほどのツワモノ以外は手を出さないほうが懸命だ。ってかやらん方がええと思う。
また、GTX1660sはGTX1660sでも、今回のテクニックが使えるものと使えないものとがある。
メモリーの種類による、とだけ言っておきます。使えないものに無理やりvbios入れると、多分グラボが死にます。
デフォルトのVBIOSの保存
まずはなにはともあれ、初期状態のVBIOSを保存しておこう。もしも書き換えに失敗した場合でも、デフォルトのVBIOSがあれば復旧できる可能性は残されている。
この保存したVBIOSは必ずいくつかの場所に保存しておこう。もしも失ったら大変なことになるゾ。
BIOS書き換え前の状況
HiveOS
Windows NicehashMiner
初期状態ではどちらも設定限界で31MHくらい。
vBIOSライター NVFLASH64によるVBIOS書き換え
NVFLASHのダウンロード
まずはなにはともあれNVFLASHのダウンロードだ
筆者はd:\vbiosフォルダーに、nvflash64.exeと書き換えるVBIOSを用意した。
書き換えるVBIOSについては自分で探してみよう! このサイトをよく読めばヒントは随所にあるぞ。
とりあえず、この状態で、書き換えにチャレンジしてみよう。
NVFLASHによるVBIOS書き換え
コマンドプロンプトを実行したら、
cd \と入力しc:へと移動
d: と入力してd:へ移動
cd vbiosと入力してd:\vbiosフォルダーへ移動した。
その後、nvflash64.exe -6 書き換えるvbios.romと入力すれば、書き換えが開始される。
書き換え後確認
GPU-Zを確認し、BIOS Versionが書き換わっていればOKだ!安心安心!
ちなみに筆者は一度書き換えに失敗しグラボが文鎮になりかけましたw
久しぶりに冷や汗ものでしたわ・・・・。
書き換え後のハッシュレート
HiveOS
Nicehash Miner 2021/08/20
Nicehash Miner 2021/08/30
一日色々と設定をいじった結果。
37MH達成しました!これはもしや神グラボ・・・!?
まとめ
筆者は今回VBIOS書き換えによりGTX1660Sを37MHまで出る改造に成功した。
設定はかなり難航し、都度クライアントが落ちる症状に襲われた。が、上のように頑張ればMAXで37MH/95wという驚異的なパフォーマンスを誇るグラボに変貌したっ!
利点
・ハッシュレートが29~31→37MHまで向上できる(かもしれない)
欠点
・消費電力量が大きくなる(ワッパが悪くなる)
・素人ではそもそも対応バージョンのvbios romをどこで探せばいいのってのがわからん。間違ったromを入れたらボーン★
上記のことから、「VBIOSを書き換えられ細かい調整ができる熟練の猛者マイナーは活用できるかもしれない」という結論になりました。
ハッシュレートをモリモリにできるのはいいけど、消費電力が高くなるのがな~
しかし37MH/95wを達成できるならアリかと
ただし37MH付近までハッシュレートを上げると不安定になってマイナーが落ちるから、安定する設定を見つけ出してね
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